「癒し」の概念

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このコーナーでは、アニマルセラピーが持つ心理学側面に
ついて少し言及したいと思います。
そもそも、ソレがこのサイトを作った理由なので(笑)。

「癒し」の概念は心理学と密接に関連しているのですが、
アニマルセラピーが独立した心理学(科学)の一分野として
確立されているかといえば、残念ながら現在はそうではありません。

本格的なアニマルセラピーが日本に導入されて日が浅いので、
仕方ないのかもしれませんが。
心理学を学ぼうとする人に、少しでもアニマルセラピーに
興味を持ってもらえれば嬉しいです。

「癒し」という概念は、
広義では「心の傷を緩和させる、治癒する」
という定義を持ちます。
今風にいえばヒーリング(Healing)といった方が
通りが良いでしょうか。
肉体的な傷を治すのは外科・内科等の医学分野ですが、
心の傷をいやすのはもっぱら心理学(主に臨床系)が
受け持つことが多いです。

カウンセラーが患者と人間関係を築いていくことによって
心の治療を行う心理療法(Psychotherapy)は、
「精神分析学の父」で知られるフロイトがさきがけです。
その後、一対一のカウンセリングに頼らない精神療法として、
箱庭療法、音楽療法、絵画療法、森林浴セラピーといった
多種多様な療法が確立されていきます。アニマルセラピーも、
広い意味では心理療法のひとつなのです。
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